断食を知らない人にとっては、どことなく宗教がかっているように思うのかもしれません。「どうして食べないで健康になれるんだ!」と頭ごなしに否定する人は、断食の効果を知らないのです。
断食の効果として上げられるのは、
腰痛改善・ニキビ改善・吹き出物改善・朝の目覚めがよくなる・元気に動け回れるようになる……など上げればキリがありません。断食になれてきたら一日一食で過ごすこともできます。
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栄養を摂取するために、たくさん食べることは間違っていないの?
大切なことではありますが、「食べる」行為は栄養を摂取する一方で、血液を汚していることになります。通常の食事であれば、さほどの影響はないですが、
食べ過ぎてしまうと良くないです。
例えば、たんぱく質。大切な栄養素として有名です。このたんぱく質を過剰摂取してしまうと腸内で消化しきれずに腐敗します。窒素残留物が硫化水素・アンモニア・スカトール・インドールなどのアミン類を発生します。こういった腐敗ガスが腸から体内に吸収されます。血中に入りこんでしまって血液を汚くしてしまいます。
オナラが臭い人は、たんぱく質の過剰摂取が原因になっています。
アンモニアガスを解毒するためには私達の身体の中の腎臓や肝臓が活躍します。ですが、限界がありますし、許容範囲をオーバーすると血液が汚れた状態になります。こういった状況が長期間継続してしまうと、
腎臓疲労・肝臓疲労を巻き起こしてしまいます。
食べ過ぎが疲労の原因となっているわけですが、別に肉類を食べることを否定的に言ってるのではありません。肉類を過剰摂取してしまうと疲れると考えてください。肉の料理を食べたあと、なんとなく疲労感があるならば、たんぱく質の過剰摂取が疑われます。量を調整するべきでしょう。
近頃のトレンドは「糖質制限」。これがキーワードになっています。糖質が悪い……そんな風に思われていますが、違います。糖質は大切な栄養素なのです。糖質を取るのが悪いのではなくて、過剰摂取がいけないのです。
とりわけ血管や細胞に悪影響を与えるのが、白砂糖の過剰摂取です。血液中の糖が過剰になると活性酸素を増やすのです。これ以外に血糖値を急激に上げます。インスリンを多く分泌するので脂肪細胞がどんどんと巨大化します。
巨大化すると脂肪細胞が分泌する善玉ホルモンの分泌を減らしてしまいます。悪玉ホルモンの分泌が高まり、高血圧症や糖尿病など生活習慣病になってゆきます。
スイーツや白砂糖を過剰摂取すると、血中の糖が血液同士をまるで磁石のように結び付けます。ドロドロの連鎖状配列赤血球(ルロー)を形成して、血液をボロボロ・ドロドロにします。
健康な状態ならば、血液はマイナスイオンを帯びています。お互いに反発しあうので、一定の距離が確保されて、サラサラと流れるのです。たんぱく質・砂糖・薬物・毒物などプラスイオンを持っている物質が多くなることで赤血球同士を結合するようになります。プラスイオンを持っている物質が多くなればなるほど赤血球がくっつきやすくなります。
血液がどろどろ状態になると、栄養や酸素をしっかりと運べません。ホルモンの運搬も低下し、免疫力も低下してしまいます。血流が悪くなると、むくみや冷えにも繋がります。
腎臓や肝臓は血液がドロドロ状態にならないように、サラサラにしてくれます。毒物・老廃物・過剰栄養素を尿や便で排出する機能を持っています。
食べ過ぎたり栄養過剰が続いたりすると肝臓や腎臓はフル回転します。臓器の負担が増えて、悲鳴を上げるわけです。だから断食が注目されているわけです。
食べ過ぎによる栄養過剰だけではありません。香料・合成保存料・人工甘味料・化学調味料・化学物質・薬物・農薬・添加物など身体の中で解毒するのが簡単ではない物質をたくさん摂取することで血液の負担がさらに拡大します。
綺麗な血液が身体を巡るためには、肝臓や腎臓で血液が浄化されなければなりません。腎不全になってしまうと腎臓がしっかり機能しなくなります。血液を浄化できなくなるので、人工透析を受けなければなりません。腎臓はとっても大切な臓器なのです。
最近は、慢性腎不全や急性腎不全などの腎臓の疾患が増加傾向になっています。その原因として考えられているのが食生活の乱れ・食べ過ぎなのです。栄養過剰・食べ過ぎが継続的になると血液を綺麗にするスピードよりも、汚くなるスピードが上回ります。追いつかないのです。
そうなると血液が、どんどんと汚れます。ドロドロ血になり、身体の端っこにある毛細血管に酸素や栄養素が行き届きません。これが重大な疾患に繋がってしまいます。汚れた血液を浄化するには、断食が効果的です。血液を汚す原因になる食事を一時的に断つのです。断食をすれば、腎臓・肝臓が一挙に血液の浄化ができるようになります。
断食 体質改善
断食 一週間
断食 リトリート